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シェフインタビュー No.19

料理で人を笑顔に。アットホームなフレンチで温かみのある料理を提供していきたい出張料理人の松本真平シェフ

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お料理に興味を持ったきっかけは何だったんですか?

幼い時から母に何かと手伝わされていました。特に自分から動くというよりは言われたからやるという形でした。ただそのせいもあって料理というものは身近にありました。本格的に料理に興味を持ったのは高校2年の時。友⼈にオープンキャンパスに誘われたのですが、別に興味があったというよりは、時間があったので⾏ったという感じです。その⽇はあんかけチャーハンを作ったのですが、すごく簡単に、おいしくできました。簡単だから家でも作ろうと思い、その⽇早速作ったんです。それが家族にも受け、めちゃくちゃ喜ばれました。その時に料理って人の笑顔や幸せを作り出すんだなっていう良さに自分の中で気づいて、こういうのいいなって。そう思ったのがきっかけです。お手伝いをするというのは教育方針というか、お駄賃制だったので、何かをお⼿伝いした時に、お小遣いもらえるということでやっていました。普段から何かお手伝いすることは家庭の中ではある意味普通でしたね。

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最初からフレンチに興味を持っていたんですか?

小学校くらいから休みの日のお昼のご飯は自分が担当でした。ただ、何かレシピを⾒て作るみたいな意欲的なことをしていたわけではなく、その時作っていたのは乾燥のラーメンを野菜と⼀緒に煮て、みたいなやっつけな料理ばかりで、いいイメージはなく、めんどくさいイメージしかなかったんです。ですので、⾼校2年年の時に専⾨学校のオープンキャンパスに行った時も、ジャンルとかはもちろん料理の道に入ることさえも考えてませんでした。そんな中、フレンチを選んだのは料理の道に進むと決めた⾼校3年年の夏。何を選ぶか、という中で、和食、中華やイタリアンって⾝身近にあって、普段⾷べているものだと感じていたんです。中華なら餃子やラーメンとイメージできるし、イタリアンもパスタにピザとすぐにイメージができたが、フレンチだけが唯一イメージできず、どうせやるなら未知の世界に飛び込んだ⽅が刺激があって楽しいのではないか、と思ってフレンチを選ぶことにしました。

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フランス留学は大変でしたか?

専門学校に入学する前は、卒業したら早く就職しようと思ってました。でも専門学校に行っている間に留学コースがあるのを知って興味を持ち、結果的に留学することにしました。フランス語は勉強していましたが、当初は当然わからなかったです。まず聞き取りが全然できなかったので。もちろんこれはストレスだったのですが、逆に⾔葉がわからないので、怒られてもダメージが少ないというメリットもありました。でもやはり料理を深く学んでいく部分で厳しい部分もあったのは確かです。留学期間のうち、半年は学校に。フランス語の授業や料理講習、実習が続きました。料理講習でもフランス語なので、徐々に耳も慣れていきました。その後現地のレストランで研修という流れでした。研修中は関わるのはほぼフランス人のみ。細かいコミュニケーションだったり、ユーモアだったり。。その時の経験は料理以上に今に活きているかと思います。

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フランス人向けのフレンチと日本人向けのフレンチは違いますか?

フランス料理も日本食に近くなってきているのかなと感じる部分はあります。というのもフレンス人のシェフが和食を取り入れることはあるからです。食材だったり、調理法、素材の扱い方、盛り付けなどなど。とはいえ⾃分は、もちろん別の料理を学ぶことも有効ですが、やっぱり最初はフランス料理をきっちりと学んでからでないと、ベースをしっかり作ってからでないと、と思うので今はアレンジだったり、奇抜なことはあまりしません。

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その後ひらまつに入社され、3年ほどでどうして独立しようと思ったんでしょうか?

ひらまつに入社し、最初は厳しい店舗に配属になりました。月に休みは4回とか。この休みもイベントや⼤きな予約が⼊入ると無くなったりします。ある時会社のシステムが変わり、休みが⽉8回くらいに増えたんです。倍ですね。そうしたら気持ちに余裕が出てきて、何かやりたいなと考え始め、ケータリングをやりますということをSNSに発信しました。ある時にホームパーティーをよくやっているから、是非1回やってほしいという縁をいただいたんです。そこから気に⼊っていただいて、お友達に広まっていき、休みの日はケータリングすることが多くなりました。仕事の融通がきかず、ケータリングしたいのにできない日がだんだん多くなってきました。いつの日か自分の優先順位はケータリングに変わっていました。独⽴するというよりは、やりたいことに向き合う為に時間を作ったというかんじです。

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ケータリングをやる前にはだいたい料理の技術は身に付けていたんですか?

お店の中ではスキルを学ぶ順序があります。前菜、魚、お肉、ソースという流れです。自分がお店で学んだのは主に前菜と魚料理。肉については独学やフランスの時の経験を活かしてやっています。もちろんまかないで焼いていたりはしたので、全く経験がないというわけではないです。お店は厳しかったですが、独⽴したこととそれは関係ないですね。時間ができてやりたいことをやっていたら、盛り上がってきたので、ケータリングをやるために辞めたという感じです。⾃分の裁量が大きい方が合っていたのかもしれません。

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どんなお客さんにどんなお料理を提供していきたいですか?

今ある依頼としては、⾃宅で家族や友人を招待してのホームパーティだったり、社会人、経営者の⽅々が交流する場に料理を持っていくというケースです。今後増やしていきたいとしたら、⼩さなお子さんがいて外⾷を気軽に楽しめない方々や、シニアの方々でしょうか。すごく喜ばれるので僕も嬉しくなります。自分が目指しているのは、おばあちゃんが作るような暖かく、懐かしい、温もりある料理です。奇抜だったり洗練されたというよりは、見た目がたとえイマイチでも⾷食べて笑顔になれる優しい料理を作りたいです。僕⾃⾝高級フレンチというよりは家庭的な料理の⽅方が好きなんですね。フレンチは高かったり、マナーが難しいといったイメージはあります。でも家で簡単に作れる、気軽に食べれるフレンチもたくさんあるんです。そういう意味では料理教室も興味はありますね。

プライベートで好きな料理としては、まかないではパスタや和⾷が多いです。チャーハン練習したり。幅広く作れた方がいいなというのがあって作ることもあります。違う味になるので、新鮮です。

インタビュアーから

3年で辞めたと聞くと、厳しくて・・・とも考えがちですが、ケータリングを優先させたくて、というのが松本さんの出張料理、ケータリングにかける情熱を表現しているのではないかと感じました!

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PROFILE

松本真平
京都出身の現在25歳
高校卒業後、18歳から料理の道へ。大阪の専門学校に1年、のちフランスに1年留学。 ミシュラン2つ星、Restaurant la Rotondeにて研修。 帰国後、(株)ひらまつに就職しポール・ボキューズにて勤務。 約3年勤めた後、新しい分野にチャレンジ。場所を問わずの、日本全国での出張料理およびケータリングを展開。 2015年4月3日に横浜、港北ニュータウンのセンター南駅にあるフレンチバル『SOUTH PERTH』のシェフに就任。