(対応時間:平日10:00~18:00)

シェフインタビュー No.17

使命は「料理家という可能性は無限大」だということを示すこと!出張料理人の湖山くれみシェフ

11992499 907797789306177 1426373347 n

お料理に興味を持ったきっかけは何だったんですか?

elle a tableという雑誌の存在が大きかったんです。20歳の時に美容師を職業としていたのですが、もともと絵やデザインを志したかったのもあり、絵の学校に通い直しました。その後にご縁があって会社員のOLになったのですが絵やデザインの活動をしながら一般企業で5年間勤めました。

OL時代、美容師では経験できないような時間の使い方ができるということが大きく、定時に上がれて、土日休める。そこでハマったのが飲食店の食べ歩き飲み歩きででした。
会社が終わったら必ずどこかのお店に行き、カウンターに1人でも座るし、お酒も嗜みました。7時、8時くらいにゆっくりテーブルについて食べたり飲んだりできるなんて、ということにカルチャーショックを受けました。美容師時代には考えられなかった。その結果、食のことに興味がわいてきて、雑誌などを見るようになり、出会ったのがelle a tableだったというわけです。こんなおしゃれなお料理を作って人々を笑顔にしたり刺激的な活動を行って人と人をつなげたい、感動させたいと思いました。これが料理に興味を持ったきっかけです。

後は自分なりに食べたり飲んだりするうちに、研究するようになり、マニアックな調味料を調べたり、お酒との相性を調べるなど自然と行動していました。元々クリエイティブなことや発想が大好きなんです。接客業をやっていたという事もあり、表現としての料理がしっくりきました。美容師ではできなかった表現技法を見つけて行きましたね。1回ハマるとかなりマニアックなところまで没頭してしまうんです。おもてなしが好きだから、料理がテーブルに運ばれてくるときの感動を自分で表現できたら、人々を喜ばせられるなーって。

11927401 907797912639498 2105890241 n

その後はどのようにお料理との関係を深めていったんですか?

料理に関しては、自分で情報収集をする中で、学んでいく、勉強するということが多かったです。人にも聞き、習いもするし、本も読む。食べ歩きをして、後は調理の数をこなすことで身に付けていく。始めはできなかった事が習慣になると当たり前になる。好きだからできるのかもしれないですね。

そして自分の店を持った経験から試行錯誤してたどり着いた事のほうが多いです。初めからおいしい料理が出せたわけではなく、練習したり、アドバイスをもらうことも多々ありました。

後に仲間と非営利団体のフードワーキンググループをたちあげ、「食と人をつなぐ」というコンセプトで都内中心に数々のフードイベントを行いました。
その中で評判を呼び、紹介などからフードコーディネーターやスタイリストとしての仕事、大規模なケータリングやグルメライターとしての執筆依頼、TVやラジオの仕事、講演会依頼等がどんどん増えて行き、アレンジ、スタイリングでも感動してもらえるところを考えながら料理の仕事をがむしゃらに、一生懸命やってきた。それがここ1年のことです。

実は料理の学校も行ってないし、資格は食品管理衛生責任者くらいですが。あとは自分がやれるだけやるだけだと思って脇目もふらずにやってきた結果の積み重ねでしかありません。接客業やサービスに対する心得は厳しい世界にいたので、元々ベースにあったのが幸いです。それも美容師時代に培ってきたものです。当時怒られてばかりでしたが今は先輩達に感謝しています。

それとコツですが、いいなと思った料理人やお店には学びに行くようにすること。意外とみんな教えてくれます。料理を作ってる人も、料理に対して喜ぶと、たいていの人は教えてくれます。カウンターに行くと店の人とのコミュニケーションがとれるのでそこで聞き出すようにしていました。お酒もう一杯頼むから教えて下さい。みたいな(笑)。料理教室にたくさん行くのも大切ですが、私の場合行きたいと思える教室が無かったため、一線で活躍している人と仲良くなることを重視していました。そのほうが人から得られることが多かったからです。さらに教えてもらった人のところには、再度行ってみる。うまくいかなかったところを聞いてみる。するとさらに教えてくれます。飲食店に行くと必ず何かを得て帰ってくる。と決めることで、知識を深めていきました。飲食代は五感を使ったお勉強代。感謝しながらあとは実践ですね。料理の学校に行った以上の経験と自己投資はしていると思います。

12000060 907797652639524 2068561125 n

エネルギーはどこからわいてくるんですか?

漠然とですが20歳くらいの時に、影響力のある人間になりたい。と思いました。その時の影響力とは具体的にはわからなかったけど、そういった想いが強かったんです。いつか雑誌に載る、メディアに出るという形でもいいので、影響力を持って人々を喜ばせられることをしたい。願わくばおしゃれな世界観で生きたい。当時あこがれの人は、マルチクリエーターの野村訓市さんでした。

料理家だとジェーミーオリバーのDVDシリーズ。これを見て感化され、こういう料理をする人になりたいと思いました。ライブ感と人々を巻き込んで、全力で料理する。とにかく料理を楽しんでいる。料理で問題解決をしていて、社会問題の解決をしてしまうくらい。DVDの対話の仕方がすごく面白いんです。

好きなスタイルは料理といっても男っぽい、男性的な感じが大好き。フリルのエプロンとかよりは男前なスタイルが自分らしいかもしれません。分量を量って・・・というのも大事なんだけど、もっと根本的な根っこの部分。みんなが楽しく料理、基礎、味を学びながら、プラスアルファになるようなものを考えていきたいですね。料理ニガテな人でも興味を持つことができたら、人は自発的に没頭するようになる。

やらされ感ではなく、楽しんでいけるような料理教室ができないかなと考えています。人間的な部分での追求型です。面白そうな先生で、料理うまくて、盛付け綺麗で、行くと元気になるような。そんな先生になりたいです。

11854081 907797772639512 678456063 n

お料理以外にも仕事の幅を広げていく予定ですか?

料理を一つの軸、自分の中の表現技法として持っていれば、料理だけでなくいろいろな人と関わりあえると思います。いろいろな業界の架け橋的な、アイコンみたいな存在になりたいんです。企画力のある人が今の目標。料理をベースにした上でいろいろな人とコミュニケーションとって、いろんな企画をやっていきたい。縦横無尽になるのが面白いと感じます。仕事する上で重要な部分かもしれません。

そういった意味でも先日FTWという合同会社をたちあげたばかり。代表としてチャレンジして可能性を広げていきたいです。
テーマのひとつに「料理家の可能性は無限大」ということを示していきたいという使命感があるんです。この人の料理食べてみたい、面白そう、周りの人々が楽しそう、キッカケはそんなのでいいんです。料理だけじゃなく、場全体的をクリエイトをしていける演出家でもあれ。と思っています。

自分のことを知らない、顔も見えないけど、地球の裏側の人たちにまで発信できるくらいの影響力があったら面白いなと。海外行ってもいろいろな人と積極的にコミュニケーションを取るようにしてます。仕事も遊びも何故かわくわくするようなことをやっていきたいです。勿論海外で仕事をする事も視野にいれつつあります。

ここ1年間は料理のことしかがむしゃらにやってこなかったので、プライベートがほぼありませんでした。2年目はいろいろな人とコミュニケーション取り直しているところで、ざっくばらんに話せる時間を作ってます。はたから見ると遊んでいるように見えるかもしれないけど、仕事や企画が生まれるようなスタイルに切り替えつつあります。1年目は料理の実績や経歴をつくる上で縦の伸び方を追求し、2年目は横、次はななめに伸びたいなって。

11992235 907797762639513 1387591948 n

目標のようなものはありますか?

近い未来で本を出版したいです。共著のものはあるので、今後は自分個人のやりたい事を。ジャンルは、料理関連の本ももちろん出したいのですが、今までやってきたことの今までにありそうでないような、人々が湧き上がるようなものを作りたいんです。そこまでビジネス本ではないですが、料理本+お洒落なビジネス本のようなものを書きたい。悩みも解決できる料理本として明るい感じの本を作りたい。料理本は料理のコーナーにしか置かれないのが普通ですが、ビジネス書のコーナーにも置かれてベストセラーを目指したい。

あと、言葉遊びやキャッチコピーが好きなんです。普段遊びながらいろいろ考えます。人々の心に残るテーマが沢山織り込まれたキャッチーかつ悩みを解決するようなおしゃれな料理本、日常生活にも落とし込めるような身近な本にしたいですね。解決したいのは、、、人々の人生の課題。その本に出会ったら人生が180度変わるような、影響力がある本で、読者にとってのサクセスストーリーを沢山つくりたい。いろいろな人の人生において。本にすれば沢山の人々に影響を与えることができると考えます。物事や夢に向かって好転、前進する為のキッカケづくりが出来ればと思っています。

同時に大切にしていきたい事、実際私が料理をつくる場では今後も皆様を笑顔に導けるものを提供していきたいと思います。
「料理家という可能性は無限大」というストーリーは始まったばかり。これからも頑張りますのでぜひ皆様も一緒になって楽しんで下さいね!