(対応時間:平日10:00~18:00)

シェフインタビュー No.9

ママ向け出張料理人のはっぴぃシェフ

Img 0684

お料理に興味を持ったきっかけは何だったんですか?

子供の頃からお料理作ったりお菓子を作るのが好きだったんです。女の子だったので、特にお菓子作りがすごく好きでした。例えばクッキー作ったら学校に持って行ってましたね。テレビで放映されていた「ひとりでできるもん」みたいな子供が料理を作る料理番組を見たり、子供用の料理本みたいのを読んで、面白いなーと思っていました。あまり親の影響というのはなかったような気はしますが、お手伝いをするのは好きだったかもしれませんね。コロッケ作るなら衣をつけるとか。手作業がすごく好きでしたね。

本格的に料理の道を目指そうと思ったのは、高校を卒業するタイミングです。就職のことも考えて専門学校に行きました。最初に取り組んだのがお菓子作りです。パティシエですね。ケーキ屋さんでパティシエをやっていたのですが、カフェがやりたいな、と思ったんです。そこで東京で本格的に勉強しようかなということで、東京のレストランでパティシエとして働きました。カフェをやるんだったら料理もやらなくちゃ、と思い、料理の仕込みもやらせてくださいとシェフに頼み込み、両方やっていたんです。そうしたら料理の方が楽しいなとなってしまい、そこから料理の方へと進むこととなりました。お菓子よりも料理の方が面白かったのは素材の使い方の深さですかね。もちろんお菓子作りもそうだとは思うんですけど、どちらかというとお菓子はレシピ通りにお砂糖を100グラム量って、粉を50グラム量ってというのが多いのですが、料理だと、ケースバイケースで、この時は塩は少し減らしてとか、季節やシーンに合わせて変えることがあるわけです。それが楽しかったんです。なんでしょう、カスタマイズ感とでもいいましょうか、それが楽しかったんですね。扱う素材も幅広いですから、お菓子より。いろんな食材に合わせて料理を作るのが面白かったんですね。

Img 0692

料理を学ぶ上で苦労されたのはどんなところですか?

本当におっちょこちょいなので・・・自分でもなんでこんなことをしたんだろと思うくらいにおっちょこちょいで、迷惑かけて、大参事になったり最初はすごくつらかったんですが、経験を重ねて、自分がどういう時に失敗をするのか、というのがわかってきたんです。それがわかってからはミスがものすごく減りました。今振り返ると最初の頃の自分は本当におっちょこちょいだったなーと思いますね(笑)。

料理の技術はかなり教えてもらいましたね。パティシエをやっていたレストランの後に、フレンチのシェフのアシスタントをやっていたのですが、そのシェフが教えてくれるシェフだったので結構聞くことができましたから。なんでも聞いてと言われて、その時にいろいろと教わったものが大きいかもしれないです。修行を積んだというよりは、アシスタントをやりながら身に付けていったという感覚です。

出張料理を始めたのは、そのシェフの影響が大きいです。それまではお店で働くということしか頭になかったが、たまたまそのシェフと知り合って、出張料理って面白いなって。で、そのシェフが料理教室もやられていて、料理教室も面白いなって。それで見よう見まねで始めたら、これが意外に需要があって、当時はまだアシスタントだったんですけど、それでもこんなに需要があるんだ、ってことがわかって独立しちゃいました。

Dsc 0033

出張料理が面白いと思ったのはどこら辺ですか?

お店より一体感があるところですね。お客さんの好みや環境に合わせて、お客さんの食べたいものを作って、空気も読んで、タイミング合わせて自分で出すわけです。お店と違って、全部自分でやるのも楽しいんです。空気が全然その時その時で違う。それに合わせてサービスを提供するというのが面白いなって感じています。

一方で、出張料理で大変だなって思うところはと言えば、、、場所に合わせた料理、お客さんに合わせた料理で、たまに限界を感じるときがあることでしょうか。。オーブンがなかったりすると、どうしようと思ってしまったり。でもなければないなりのメニューを作るようにはしているんですが。後は、嫌いなものがすごく多い時ですかね。その条件の中でのメニューの組み立てが難しかったりします。

アシスタントしていたシェフがそういう時にどうしていたかなって思い返すこともあるんですけど、実はそこまでは観察できてなかったんです。独立して初めて一人でやってみてわかってきて、大変だなって。要望が多い時はすごい困ってしまったりもするんですが、それにこたえて、お客さんが喜んでくれた時は良かったーってすごく思います。

Img 0679

お客様の満足度はかなり高そうですね。

個人で始めたばかりの時は何もつながりがなく、友人間を行ったり来たり。友人に振る舞うとか。そこからどうやって知らない人にも出張行けるようになるんだろうか、というのは未知の領域でした。それが、最近は変わったと思います。全くの新規のお客さんも入ってくるようになりました。もちろんわがままなお客さんも増えたかもしれまえせんが、それは出張料理を身近に感じてくれて、言いやすくなったのかもしれないなって思います。ある程度こういうことを言ってもいいのかな?というのがみなさんわかるようになってきたのではないかと感じています。提供する側からすると大変な時もありますが、でもうれしいことです。

Img 0669

将来的にお店を持つ考えはあるんでしょうか?

後々は欲しいなって思います。そして、そこを拠点にして出張料理に行きたい。お店を持ったとしても出張料理はやりたいんです。出張料理はお店にいるのとは違うものですから。普段なかなか外食に行けないママさん向けでやっているので、そういう人達にはっぴぃさんの料理食べたいなーって言ってもらっているのに、お店持ったら行けないです、ってなるのは何かなーって。行ってあげたいなって思います。

最初からママさん向けだったわけではないんです。最初は出張料理楽しいから始まって。サービス提供する中で、一番喜んでくれたのが小さいお子さんがいるママさん達で、もっとこの人たちのために頑張りたいって思いました。だから、何を求めているのかなって考えたところ、野菜じゃないかと。珍しい野菜食べられるとうれしかったりしますよね、女性目線な感じですけど。他にも何求めているかって考えると、お子さんと食べることかなと思って。外食でも一緒には食べれるけど、同じ料理を一緒に食べる方がいいかなと思って、子供も大人も楽しめるようなメニューにしました。子供が大人と同じものを食べても安心で安全な料理にしているんです。もちろん素材にはすごく気を付けてますし、味付けも辛いものとかなるべく避けて、素材の味を活かすようなものにしています。お子さんに野菜ってこんな味がするんだって言ってもらえる、気づいてもらえるお料理にしています。

インタビュアーから

「将来お店を持っても、ママさん向けの出張料理を続けたい」という言葉が非常に印象的なはっぴぃさん。普段のやわらかい表情が、一旦コックコートを着るとお仕事の真剣な表情に切り替わりますよね。そんなはっぴぃさん、お子さん連れでも参加可能なアイシングクッキー教室(出張料理教室)もされていますので、是非チェックしてみてくださいね。

Profile

PROFILE

はっぴぃシェフ(藤田 幸子)
レストランパティシエ、フレンチレストランでの勤務を経て、独立開業。2010年『Cafe de happy a hamlet』設立。『親子で楽しむカジュアルフレンチ』をテーマに、ママ向け出張シェフとして活動。出張料理を中心に、料理教室、キャラケーキやギフト用アイシングクッキーの販売、商品開発やレシピ提供など承っています。食材に敏感なお子様のいるママさんも親子で安心してお召し上がりいただけます。